
思春期にニキビが同じようにたくさんできても、ニキビ跡が全く残らない人とひどく残る人がいます。これは、医学的な見地に基づかない自己流のニキビケアが原因の場合もありますが、残念ながら多くは肌質の違いによる皮膚の自己治癒能力に大きな差があることが原因です。
ニキビ跡はニキビができた跡に生じる痕跡です。その程度がひどいと、傷跡と同じ状態と言え、自然に消えることがないため多くの方がこのニキビ跡で悩んでいます。
炎症が起こっている赤ニキビや化膿している黄ニキビはニキビ跡の原因となります。特に黄ニキビを繰り返し作ってしまうと、皮膚の正常な構造が繰り返し破壊され、何らかの痕跡を残します。炎症が遷延すると毛細血管が拡張したままの状態が続き、赤みが持続します。また、炎症によりメラノサイト(メラニン産生細胞)を刺激し、茶色くなる色素沈着を生じることもあります。ただし、赤みや色素沈着の場合は、時間がたてば軽快することが多く、一生涯残ることは稀です。これに対し、皮膚の真皮構造が繰り返し破壊され、その治癒過程がうまくいかないと、皮膚の表面にクレーターのような凹凸を生じます。また、コラーゲンを産生する線維芽細胞を過剰に刺激し、ケロイドのように盛り上がりが残ることもあります。これらは傷跡と同じことなので、自然治癒することはなく一生涯残ることとなります。
化膿性ニキビ(黄ニキビ)を繰り返し作ってしまうと、真皮構造を繰り返し傷つけ破壊されます。その治癒過程がうまくいかないと瘢痕(はんこん)ができ、皮膚の表面に凹凸を生じます。この状態がクレーターです。また、故意に手でニキビを潰すことも皮膚の真皮層を傷つけることになり、クレーターを作る原因になります。クレーターを生じた場合、皮膚への傷が深部にまで及んでいるため、自然治癒は難しいと言えます。
赤ニキビは炎症が起こっている状態です。炎症が起こると毛細血管の造成が起こり、肌の赤みとなります。炎症が治まっても赤みが遷延することがあります。ニキビが治り炎症が治まればいずれは赤みも消退しますが、かなり時間がかかることもあります。
ニキビによる炎症が治まると、炎症後色素沈着を生じることがあります。炎症後色素沈着は多くの場合、時間とともに軽快しますが、一部はなかなか消えないシミのように残ることもあります。
化膿性ニキビを繰り返しできてしまうと瘢痕(傷跡)が繰り返し作られ、線維芽細胞を過剰に刺激し、コラーゲンが過剰に産生されます。その結果、硬く盛り上がり、ミミズ腫れのような状態になります。

RF(高周波、ラジオ波)の熱エネルギーを皮膚真皮層に加えると、真皮のコラーゲン産生を促進し、真皮を収縮させることができます。皮膚表面からRFを照射する方法だと、表皮が熱によるダメージを受けないようにするため皮膚表面を冷却しながらRFを照射しますが、この方法だと真皮に加わるRFのエネルギーには制限がありました。
イントラセル(INTRAcel)は、極細の絶縁針を皮膚に刺入し、その先端部からRFを流すという仕組みのため、RFのパワーを強力に真皮に伝えることができます。これにより強力に皮膚を引き締め、強力にコラーゲン産生を促進することができます。
イントラセルは、針を用いて真皮に直接アプローチするため最大限にRFの効果を発揮させることができ、また皮膚表面の表皮にダメージを加えないため、効果、即効性、ダウンタイムのいずれにおいても優れた治療法です。
